とことんマネしてみる効果

最近好きな本が出ると、二度読みをするようになりました。
一度目は普通に読んで、二度目は好きな文章をノートに書き写してゆっくり読み進めるんですが、そうしているうちに面白いことに気がついたんです。

ひらがなと漢字を使う比率とか、改行のタイミングとか、文章を塊で眺めたときの美しさとか、音の響きとか、自分の想像以上のことが自然と身についていたんです。好きな文章の見えなかった部分まで自然と吸収されていく感じがいいなーと。

それで、あっ!これがマネをすることか、と気付いたんですね。

おしゃれもマネから

おしゃれをするなら、とりあえずマネすることから始めたらいいというのはよく聞くし、私もそう思ってはいるのですが、マネすることの効果ってもっともっと深いところにあるかもしれないです。

中途半端にマネをするんじゃなくて、細かい着方・・例えばボタンの留め方や裾の出し方、アクセサリー、ヘアやメイクも近い感じにまとめます。すると、こういう着こなしは髪を纏めるのがいいんだなとか、時計のベルトや靴下の色など大した面積しかなくてもそれが大事な部分なんだとか、今まで見ていなかった部分が見えてきて、全体バランスを考えるようになります。

服だけじゃない。着方まで真似る。

例えば服の着方はわりと重要です。
「パンツを履く」という単純な行為も、ウエスト位置で履く、少し下げて履くという2つの着方があります。これはサイズの選び方で変わってくることが多いんです。
ウエストできっちり着たい人はジャストサイズがいいし、ワンサイズ上げてウエストよりも少し低い位置で履くのもありです。
これだけでも全体の印象が変わってくるので、マネしようとしているコーディネートがどちらなのか、その部分まで再現してみると自分なりにわかってくることがあります。

そのコーディネートの肝はどこにあるのか。

パンツの履き方が肝になっていることもあれば、そこはどちらでも良い場合もあります。
また、そもそもウエストできちんと着る方が似合う人と、少し下げてルーズに着る方が似合う人がいます。雰囲気として似合う似合わないが決まることもあるし、体型的に下げてしまうとだらしなく見えてしまうタイプの人もいます。

もしマネが失敗に終わっても、ここまでちゃんとマネしようとすると、コーディネートのどこにポイントが隠れているのかが見えてきて、服を見る時の視野が広がっていくんです。
この「視野を広げる」というのが、おしゃれを鍛える方法だと思います。
視野が広がるとおしゃれも楽しくなるし、持っている服をアレンジしたり、いいことが沢山ありますよ。

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今日もブログにいらしていただきありがとうございます。
とことん真似してみたり、少しずつ調整したり、自分に似合うバランスが見つかったらしめたものです^^

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