服の色合わせを楽しむ方法

こんにちは。杉田です。
雑誌をただ眺めているのも良いけど、せっかくならおしゃれを磨く雑誌の見方があればいいなーと何となく考えていました。
それで本屋さんでちょうど良い雑誌を見つけました。

「暮しの手帖」の別冊「おしゃれと暮らし」

本の表紙はコレです。

ちなみに「暮らしの手帖」はファッション雑誌というよりも暮らしにまつわる雑誌なので、料理のコト・お金のコト・生き方のコト・・暮らしにまつわるヒントが詰まっていて読者にいろんな気づきを与えてくれます。

さて「おしゃれと暮らし」ですが、何に惹かれたかというと「配色レッスン」という特集。
「暮らしの手帖」のHPから写真をお借りしましたが、このような感じ。

シンプルなイラストで描かれているのでパッと見おしゃれさは少ないですが、非常にわかりやすいと思いました。
単にこれだけ見ていても退屈かもしれませんが、横にファッション雑誌を1冊置いて答え合わせのように使ってみると面白いと思うんですね。

服を因数分解すると、おしゃれのコツが見えてくる

分かりにくい時は、何でも分解してみると分かりやすいです。
服を因数分解すると、大体服はこの4つに分解できます。

  1. 色柄
  2. デザイン
  3. 素材
  4. サイズ感(丈感含む)

コーディネートがイマイチのときは色が問題なのか、サイズ感や丈の問題か、デザインか、素材の合わせ方か・・とか、それぞれを分けて考えていくんですね。
そして重要なキーワードがバランスです。
コーディネートがイマイチな時は、何かのバランスがおかしいと考えます。

それぞれの語尾に「○○のバランス」とつけると分かりやすいかもしれません。
色のバランスがいいとか、素材のバランスが悪い、という言葉の使い方になります。

色は雰囲気をガラリと変えるのに一番効果的な方法です。
こういった教科書的なものがあれば考えるきっかけになりそうだなと思いました。

例えばこんな風に分析してみるといい

横に配色レッスンの本を置いて、気に入ったコーディネートを分析してみます。

今年私が気に入っているコーディネート2つです。
1つめは緑のグラデーションが綺麗で気に入っています。ちょうど表紙右上の配色を上下逆にした組合せになりました。



2つめは白黒モノトーンの色合わせです。配色レッスンにはなかったですが定番の組合せ。
その分デザイン強めの組合せです。スカートがアシンメトリーで、わずかに見える青の部分はメッシュの布になっています。
私の場合は色もデザインも強くすると主張しすぎるので、ここでは色を抑えてみました。

残念ながら「配色レッスン」に全ての配色は紹介されていませんが
自分の好きなコーディネートを見つけたらこれを参考にして、配色分析するのもいいですよね。

カラー診断の落とし穴

私がカラー診断を受けたのは20年ほど前になります。
偶然知人がカラーリストだったことでカラー診断を知りました。
最初は似合う色を知れたことが楽しかったのですが、次第に色を考えることが苦痛になっていきました。

おそらく診断との付き合い方が良くなかったんですよね。

似合う色を束にしたカラーチップを手にして、同じ色の服を探しにいくことを繰り返したんです。
でも同じ色が売っていることは少ないし、それ以外の色には拒否反応が出てしまう。
薬も過ぎれば毒となる・・ではないですが、同じ色が売っていないことに落ち込んだり、窮屈でおしゃれが楽しくなくなったりして、いったん全部忘れることにしました。

色は配色で考えるとうまくいく

それから似合う色はほどほどに覚えておく程度にして、それよりも色は配色で捉えた方が面白いと思うようになりました。

全体的に明るい色合わせが似合うとか、色がはっきりしている組合せが似合うとか、色についてはその程度の認識で大丈夫かなという結論になりました。

でも実は明るい組合せがいい人はカラー診断でいう春夏の要素を持っている人だし、色がはっきりしている方が似合う人は春冬の要素が強いという意味で、パーソナルカラーの基本的な考え方に繋がっていくんです。

私みたいに困ってしまった人は一度頭をクリアにしてみると良いです。
ちゃんと向き合ったことは身体に染み込んでいるので、頭をクリアにするくらいでちょうどいいのかなと思います。

今日もブログにいらしていただきありがとうございます!

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