コツというのは大層なことじゃなくて、誰でもできるちょっとしたことなんだと思う

「予約の取れない伝説の家政婦」のタサン志麻さんが好きです。志麻さんはもともとフランス料理の料理人で、細かいレシピに囚われないシンプルで美味しい料理を教えてくれます。大事なところを押さえておけば、味は自分の気分と好みで決めればいいという柔軟さがいいんですよね。
とは言ってもレシピに囚われずコツを色々教えてくれる料理家さんはたくさんいるけど、志麻さんは特に気になるんです。きっと雰囲気が好きなんだと思います。強すぎなくて、良い意味でとてもふつう。そういうのが好きです。

ちなみにamazonprimevideoでも「志麻さんオリジナルレシピ」という番組があって、実際に料理をするところが見れるんですが、それが良くて何度も見返しています。切り方とか、塩の振り方とか、レシピには書いてない行間が垣間見えるから。
例えばパプリカを縦2つに切るときは種がどちらかに偏るように少し中心をずらして切る。そうすると種を取る作業は片側だけで良くなるからそれだけ時短になるなーとか、そういうのを見つけた時は何かを発見したみたいでアッ!となります。

こういうのって知っている人にとっては大したことじゃないんです。1つ1つは些細なことで、でもそれが積み重なると大きな差になってくんですよね。どうしても「これをやるだけでOK!」的な内容に飛び付きがちなんですが・・

そう言えば、お客様のお宅でコーディネートを組んでいる時、「こんな風に(コーディネートって)やるんですね」とお客様がつぶやいていたんです。ハンガーから服を手にとって全身鏡の前で上下の服を合わせて鏡越しに見る。合いそうならそこに靴を合わせて吟味して、アクセサリーは最後に決める・・みたいな流れが多いんですが、意外と自分がふつうにやっていることが人には新鮮に見えるんですね。どのあたりが新鮮に映ったんだろう?

今日もブログにいらしていただきありがとうございます。
何でもないようなことがナチュラルにできるようになったら、上達したってことなのかと思いました。

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