後ろ姿美人

喫茶店でお茶をしていたら、レジで会計を済ませている後ろ姿美人を発見しました。
正面から見たい衝動に駆られるけど、もう帰ろうとしているし、おそらく見ることはできなそう。
どんな人なのかなーと想像を膨らめて、後ろ姿をジーっと眺めていました。

正面からでは分からない、後ろ姿の魅力。

いや、特別何かが美しいとか、華やかとか、目立つというのはないんです。
タイトスカートに襟シャツのよくある事務服にセミロングヘアの、どちらかと言えば地味な装い。

でも姿勢と背中のラインがとびきり美しかったんですね。
美しい姿勢というとピンと伸びた背筋を想像するかもしれないけど、そこまでピンと伸びているわけじゃなくて、自然体で無理してない姿勢に、薄らと肩甲骨がわかるくらいのスラリとした体型。
彼女から爽やかな空気が流れているのを感じました。

そうこうしている内に、彼女が顔をこちらに向けたんです。
わぁー！！と盛り上がってしまいましたが、特別の美人というわけではないけど丁寧な感じの女性。
後ろ姿のハードルが高かった分、少し盛り下がりはあったんですが、思い返してみると記憶の中ではやっぱり素敵な人だったなーという印象が続いているんです。

しみじみと良いと感じる

私自身の価値観が変わってきたと思うのですが、最近は「味わうようによかったなーと思うことが、本当に良いものだ」と思うようになってきました。
時間の流れが価値の指標の１つに加わったんですね。

まさに今回の後ろ姿美人もやっぱりいいなーとしみじみと思い返すんですよね。
後ろ姿が美しいのは、姿勢や雰囲気、所作など、その人が後天的に努力して身に付けているものが多いんじゃないかと思うからです。

日常の動作から見直す

この女性を見てから、自分の日常を切り取って客観的に見てみようと思いました。
例えば家でPCを見ている時。全身鏡で自分を写してみたら姿勢が悪くて、ついでに肩こりの原因が姿勢にあることに気づきました。
そして食事の時。掻き込む感じがみっともないなと思い、ゆっくりと美味しそうに食べるように気をつけています。

だって、正面から鏡を見たときは、無意識にキメ顔をしてしまうじゃないですか。
こういう時の顔を自分だと思ったらたぶん危険。きっと他人が見ている自分はもっと違うはず・・
後ろ美人に刺激されて、自分の日常を見直す良いきっかけになりました。

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今日もブログにいらしていただきありがとうございます。
ちょっとした行動に気をつけるようにしたいと思うのですが、３歩歩けばすぐに忘れます。習慣って恐ろしいです・・