ブラックフォーマル
なかなか袖を通す機会は少なくても、突然必要になるブラックフォーマル。とりあえず用意しないと!という勢いで購入される方も多いのでは?
細かい話は抜きにして、購入するときに実践的に役に立つ知識を厳選してお伝えしています!

喪服を購入するときに気になることって、こんなことではないでしょうか?

  • どこで買えばよいの?
  • 価格はどれくらいのものがいい?
  • デザインはどんなものがいい?
  • 靴とバッグで気をつけることは?
  • アクセサリーやストッキングは?etc…

まずは、一番気になるお値段のことから・・

喪服のお値段って、本当にピンキリです。
大きく分けるとこんな感じ。ちなみにこれは、百貨店で購入する場合です。
イオンなどで購入する場合については、この次に。

  • 4~5万円
  • 6~7万円
  • 8万円代
  • 9~10万円
  • 10万円以上

何が違うと思いますか?

一番違うのは、「黒」の色。高いものほど深みが合って品のある黒です。
そこにいるだけで、品のよさや高級感が漂うのはこの「黒」が違うからかもしれません。

その他、やはり着心地やシルエットの美しさが違ってきます。
着たときに、身体のラインに吸い付くような感じ。
これは私が実際試着した感想ですが、8万円代以上のものにとくに感じられます。
見た目の美しさも違う。

ただ、これらは自分だけを見ているとわからないのですが、並んだときにその差が歴然とします。

ある程度立場があってきちんと着こなすことを求められているならば、やはりお値段は重要です。お値段と品質は比例していますから・・

オススメの価格帯は?

20代だったら

5~6万円代のものがオススメ。デザイン的にも若々しさがあり、商品も充実しています。

30代以上の方なら

7~9万円代がデザイン的にも豊富に選べ、その場にいて、気後れしてしまうようなことはないと思います。

10万円以上のブラックフォーマルなら

やはり色・仕立てともに美しさが際立ちます。品のよさを追求するなら決して高い買い物ではありません。

イオンなどのショッピングセンターで購入する場合

20代の方だったら、3~5万円が豊富にデザインが揃っています。ミセス向けのデザインは、5~6万円。
上で書いたように、「黒」が多少違いますが、特にこだわらないというようでしたら、これでも充分かと思います。

次は、喪服の賞味期限について。

喪服は一度買ったら、なかなか買い換えるものではありません。
ではいったい買い替え時はいつなのか・・?

大きな目安は10年。

ということは、10年後の自分が着てもおかしくないデザインを選ぶことが大切。
今どんなに似合っていても、10年後の自分が着たらちょっと軽すぎてみえないかを考えることが必要です。

特に気をつけたいのは、30代の方。まだ20代のデザインが似合ってしまう30代。
でも40代になったらやはり立場的にも落ち着きが必要になってきます。

ブラックフォーマルはもともと、流行にそれほど左右されているものではないですが、品のよさ・落ち着きを大事にしたいものです。

デザインで気をつけることは?

まず、気をつけたいのはスカートの丈
お悔やみの場で、膝が見えるのはタブーです。膝が隠れていれば大丈夫。
ギリギリだと、動いたときに見えてしまうこともあるので、少し余裕があるくらいがいい。

座ったり立ったりすることも多いので、タイトシルエットより、少し広がったフレアタイプの方が動きやすいし、シワにもなりにくいです。実際、売り場でもフレアタイプのスカートが多く出回っています。

どんなデザインがよいのか?

着丈の短いボレロ風ジャケットの喪服

ブラックフォーマル着丈短め1ブラックフォーマル着丈短め2
左の写真はボレロジャケットというには、ちょっと丈が長いですが比較するのにとてもよい素材なので、これで説明していきます!

左は、20代の方だったらオススメ。ウエストにリボンがあしらってあり、かわいいデザインです。右は品のよさが漂いますね。30代の方にオススメ。

一番見てほしいポイントは、シェイプされたウエストの位置。高いほどキュートな印象になります。右はウエスト位置が低く、落ち着いて見えるのがわかると思います。

右の写真、モデルさんは背が高いので膝がみえてしまっていますが、これは実際はNG。普通の人が着れば充分膝が隠れる長さなのだと思います。

首もとまでボタンのあるジャケットの喪服

ブラックフォーマル首詰まりデザイン
これは、年代よりも体型に合うかどうかが重要。

首が詰まって見えるので、ふくよかな方が着るとがっしりとした印象になりがち。細身の人や首が長い人にオススメです。

身長とのバランスで、着丈が長くなってしまう人もいると思います。あまり長いと素敵に見えないので、キチンと試着をして確認してくださいね!

テーラードジャケットの喪服

ブラックフォーマルテーラード1ブラックフォーマルテーラード2
左は身頃がたっぷりとられていて、40代以上の幅広い年齢層によいと思います。
落ち着きもあり、襟が直線じゃなくて少しカーブして立体的になっていたり、女性らしさが感じられるデザインです。
多くの人に受け入れられそうな感じがします。

右は、とてもスリムなデザイン。30代、40代のスタイルの良い方にオススメです。
喪服は体型が多少変わっても着れるように、腕の付け根部分や身頃がゆったりできています。

でもこれは、タイトなシルエットなのでかっこよく見える分、体型が変わると難しそうです^^;
この襟はショールカラーといって、女性らしいしとやかな雰囲気になります。

また、首もとのVライン(胸元の角度)も重要です。
深く入っているとシャープな印象なります。ただ、背の小さい方が着るとバランスが悪い。小さな方はできるだけポイントを上に持ってきて、視線を上げるとよいので・・。
深いVラインは、身長の高い人に似合いやすい。キリッと見えるので、身長が高くてもやさしげに見せたい場合は、ノーカラー(一番上の右写真)はオススメです。

比べると、左の方がやわらかで右がシャープな雰囲気に見えませんか?

最後は着丈が長めのジャケットの喪服

ブラックフォーマル着丈長め
着丈が長いほど、落ち着きがあります。

着丈が長く、かつテーラードの形の場合、堅い印象になりがちです。
この喪服ではブラウスにフリルをあしらい女性らしい雰囲気にしています。

喪服は、無地感覚の黒の深い素材がもっとも格が高いと言われています。

ですので、自分が喪主またはそれに近い立場の時はできるだけ装飾のあるデザインは避けた方が無難かと思います。
このデザインは、そういった立場でなければ失礼にあたることはありません。


素材について

今はオールシーズン対応の、ポリエステル100%のものが多く出回っています。
もちろん、秋冬対応のウール素材や、薄手の夏素材のものもあります。
すごく寒がりだったり、暑がりだったりする場合は、季節限定の喪服も良いかもしれません。

が・・、喪服は高価なものですし、何着も買うのは大変だと思いますので、最初の1着目はオールシーズン対応のものをオススメします!

サテンやリボンがあしらってあったり、刺繍が施してあるものも問題ありません。
ただ、上でも書きましたが、一番格が高いのは無地感覚の黒の深い素材です。

おしゃれを楽しむ場ではないので、あまり華やかにならない程度に。
一番気をつけることは、デザインよりも自分の体型にぴったり合っていることがきれいに見せるコツだと思います。

小物類について

ストッキングは?

黒のストッキングを選びます。

靴は?

エナメルや金具のついていない黒のパンプスがよいです。
また、歩いたときにカツカツとうるさいパンプスは、周りの方に不快な思いをさせてしまう可能性がありますので、そういったところにも気を配るとよいかもしれません。

もちろん、サンダルやミュールはNGです。

アクセサリーは?

結婚指輪はOKです。許されるのはパールの1連ネックレスまで。
パールは涙を連想させるものだからだそうです。もちろん2連以上はNGです。

ストッキングは?

黒のストッキングを選びます。

バッグは?

黒で光沢のないバッグがベストです。
気をつけるのは金具。シルバーやゴールドなど、光っているものは避けます。
金具があっても、表面が黒く加工してあるものなら大丈夫です。
ブラックフォーマルサブバッグ
また、荷物が増えてしまうこともありますので、黒一色の布製のサブバッグがあると便利です。左写真をご参考に。

使わないときは、たたんでバッグに入れておきます。



これで、喪服についての簡単予備知識は終わりです。

いろいろ書きましたが、
あまり無理をせず、予算も含めて自分にぴったりの喪服を選んでみてください。
何より大事なのは故人を偲ぶ心だと思いますので・・