ファッションと性別
こんにちは。杉田です。
女性らしさ・男性らしさをどのくらい意識するのか。
ファッションを考える時、性の扱い方が大きなキーワードになる場合があります。
女性らしさをどのくらい取り入れたらよいですか?
どういうことかというと、例えば女性のお客様に対して「どの程度女性らしさを意識したいですか?」という質問を投げかけると、お客様の反応は2種類に別れます。
・どうしてそんなことを聞くのか?(質問の趣旨がよくわからない)
・じっくりと考え始めて、どこまでなら受け入れられるかを答えてくれる。
前者の場合、話題を切り替えてもっと興味あることを伺ったりしますが、後者の場合はお客様の許容できる「女性らしさ」について綿密に聞いていきます。
・スカートは大丈夫か。
・NGの色はあるか。
・胸元は空いていても大丈夫か。
こんな質問を皮切りに、物心ついた頃からそうなのか、きっかけがあってそうなったのか、本心はそんな自分を変えたいのかなどを聞いたりして、OKを出してもらえる境界線や、お客様の求める女性像や何に躊躇・嫌悪しているのかを探っていきます。
塩梅が難しい
例えば女性であることは受け入れているけど、艶っぽさや華やかな表現はNGという方もいます。
女性でパンツしか履きたくないという人は、機能性からそれを好む人もいるけれど、自分のアイデンティティがスカートと合わないという場合もあるんですね。
今はユニセックスの服も増えていますし、いろんなことがボーダーレスになってきたような気がします。ただ表現の自由はあっても、表現方法がわからずに足踏みしている方も多いのかもしれません。
表現が上手くできない時は極端に地味になったり、メンズっぽくなりすぎたり、手間をかけていない感じのファッションになることもあって、良い塩梅のファッションがあればもっと自分らしくのびやかに過ごせそうだなーと思うんですね。
「女性らしく」に抵抗がある
私自身も性の表現について、過敏だった時期がありまして・・
小学生時代、クラスのみんなより頭1つ分くらい背が高かったんですが、何をするにもデカくて目立つような気がして可愛らしい女子に随分と憧れました。もともとの性格もあって女の子の輪に入るのも苦手とか、そもそも大勢より一人が好きとか、色々こじらせてねじれた性格になってしまい、自分が女性らしく装っていいんだろうか?という脅迫観念に悩まされていました。
今は年齢も重ねて払拭できましたが、今もたまに顔を出します。何か大きな事件があったわけでもないのですが、こんなぬるい体験でも、その後の装いに大きな影響を与えるものなんだなーと思います。
これは「女子らしく振る舞うことに抵抗がある」という1つの例かもしれません。
私は髪をベリーショートにしてから、ファッションが自由になりました。何を着ても女性により過ぎない感じが心地よいです。
性の表現=アイデンティティの表現
その方の性(身体的・認識している性も含めて)よりもアイデンティティを表現する手段として、男性らしさ・女性らしさを考えていくとファッションがもっと自由になりそうです。
もちろん職場環境や友人関係も直結してくるので塩梅を調節する必要はありますが・・少しずつ変化していくといいなと思います^^
貴方が輝くファッションをご提案します。
ファッションセミナーもお気軽にどうぞ。(しばらくお休みです。再開したらお知らせします。)
今日もブログにいらしていただきありがとうございます!