子供っぽく見えてしまうという悩み。自分を隠さず好きを表現してみるといいかも。

こんにちは。杉田です。

最近いらしてくださったもうすぐ30歳を迎える女性のお客様。
お申込みの動機に「童顔なので幼く見えてしまうのがコンプレックスです」という悩みが書いてありました。
今回は大人っぽく見せる方法の1つとしてこんな方法があったという忘備録です。

大人装い=シンプル&シックという思い込みの罠

この日のお客様の装いは無地のシンプルなVネックカットソーとパンツ。
色合いも落ち着いた紺・カーキ・黒を使っていて、きっと自分でも色々試行錯誤してきたんだろうなーというのが垣間見えました。

ファッションカウンセリングをするとき、普段の着こなし写真を数枚と気になる着こなしの切り抜き数枚をお願いしているのですが
好きなファッションの切り抜きも、お客様が今着ている服装とそこまで変わらない着こなしです。

シンプル&シックは大人の着こなしの定番でもありますが、それを着れば誰もが大人っぽくなるとは限らないんですね。
お客様の場合は逆に少し大人しい印象を与えてしまってもったいない感じがしました。

その人の素顔がどこにあるのか

スタイリングを考える時、素顔がどこにあるのかをできる限り探っていきます。
素顔に近いスタイリングがよいのか、少し離したスタイリングがよいのか別として、とりあえず軸になるのは素顔の部分だからです。

はじめましての挨拶を終え、お客様が少しずつ自分のことを語り始めてくれます。
一見控えめな印象ですが、好きなことや最近の近況を語る時のお客様の様子はけっして幼いという印象ではないんですね。

逆に・・
周囲とのバランスを取ることに意識しすぎてしまう。
例えば友人の結婚生活の話を聞いている時は、独身の自分の話はできるだけ避けるように心がけるとか、自分を隠そうとしている意識が強く働いているときに、それが幼さとして伝わってくるような・・

一方で・・
自分の世界観を持っている人、という表現があります。
これは自分の好きなコトモノを自分の視点で感じ取れる人だという意味で私は使っていますが、彼女はこれを強く持っているんですね。
好きなコトモノを教えてくださいと質問したとき、それを楽しそうに迷いなく、熱く語れる人はそう多くありません。

世界観がちゃんとあって、それを持て余しているというのが、幼く見えている原因の1つではないかなと思うんですね。

ファッション以外の部分は?

不思議なのはファッションはシンプルシックが中心でしたが、好きなインテリア写真やイラスト画などは彼女の好みが沢山入ったアンティーク調のものやレトロな雰囲気のものが沢山あったんですね。
ファッションとそれ以外の写真に大きな差があって、それが違和感。

きっとここに解決策があるのだと思い、お話を進めていきました。

ご提案したのは、古着屋さん巡り

今回はカウンセリングのみのご依頼だったので、具体的なアイテムは選んではいませんが、レトロ柄のブラウスやアンティークレースをあしらったブラウスなど、古着屋さんに行けばきっとお客様に似合いそうなアイテムが見つかるように思いました。

もともと雑貨屋さん巡りが好きだったということもあり、古着屋さん巡りを趣味の1つにどうですか?という提案です。
ド直球であたり前と言えば当たり前のコトです。だって、簡単に言ってしまえば好きなものを身に着けてみてはどうですか?ということですから。

でもこういうことって意外と盲点で、言われてハッとすることも多いかもしれないなーって。

どんな洋服が似合うのかという提案をすることも多いですが、今回はそういうのとは全く違う提案。お客さまも気づかなかったーという様子で納得してくださった感じだったし、こういうのもアリだなと思いました。

好きなコトを仕事にしたいと着実に前に進んでいるお客様。がんばってほしいなと思います^^

今日もブログにいらしていただきありがとうございました。

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