カラー診断の限界

ここ数年、浜松NHKカルチャーセンターでカラー診断の講座をやらせていただいています。今日もちょうど講座を終えてきたのですが、少し限界を感じています。

カラー診断はちゃんと答えが導かれるのでわかりやすいのですが、もともとグラデーションで区切りのないものに診断結果を出すので、どうしても腑に落ちない結果を伝えなければならないこともあります。

わかりやすく、例えば「春」という診断が出る人もいますが、どの季節の色もそれなりに似合ってしまう方もいるんですよね。
そういう場合は似合う服のポイントが色ではなくて、素材やデザインが重要かもしれないし、イメージづくりに重点を置く方が大切な人もいます。

個人的には、曖昧でわかりにくい方には無理に診断結果を出す必要はないんだと思います。いい意味でもっとテキトーでいいんじゃないかと。
だから診断の位置付けを定義するなら、「ファッションへのきっかけ作り」程度で考えておく位がちょうどいい。

そもそも一回で自分に似合うファッションは見つからないということが大前提でよいと思うんです。

何を着たらわからないというのは段階があって
・そもそも何を買ったらよいのかわからない
・組み合わせ方がわからない
・イメージはあるけど、それを自分に似合うように着こなす方法がわからない
・自分の好みや何を着たいのか自分の気持ちがわからない 。。。など

自分がどこで迷いを感じているのかがわかると、次にやるべき行動が見えてきます。

私も何を着たらよいのかわからなくなることがありますが、私の場合は、何を着たら自分が心地良く感じるのかというのがわからないということでしょうか。年齢や生活、考え方の変化に伴って着たい服も変わってくるんですよね。

そんな時どうやって見つけるかというと、わりと地道で雑誌を見たり、お店を見たり、人の着こなしを見たりという感じです。
そして実際に試すと失敗も多くて、買ったけど着なかった服は今もあります。

答えをすぐに欲しくなってしまうのですが、焦らない焦らない‥。

服を試着して似合わないなーと思ったときに、色なのか、形なのか、サイズなのか、顔立ちにあってないのか、体型に合わないのか、雰囲気に合わないのか、組合わせが悪いのかと理由を探すわけですが、それを見つけるための1つのツールとしてカラー診断があるという感じです。

今日もブログにいらしていただきありがとうございます。
グラデーションはグラデーションのまま、そのままを受け入れていくことを「よし」としたいと思います。

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